[この記事を読んで分かること]
2021年も早くも半ば。夏休みが、すぐそこに迫ってきました。コロナは収まっていないけれど、そろそろ旅行に行きたいな~と思っている方も、多いのではないでしょうか?
そんな旅行のガイドに実は最適なのが、オンライン体験。
オンライン体験とは、Zoomなどの「双方向コミュニケーションツール」を活用して、観光ガイドをしてもらったり、料理やトレーニングの仕方を教わったりできる、コロナ禍の「巣ごもり需要」に合わせて一気にコンテンツが増えたオンラインを通じた体験サービスの事です。
ライブや演劇などの「オンライン配信」は購入したことがあるけれど、「オンライン体験」はまだ購入したことがないという人もたくさんいると思います。
日本ではあまり知られていないけれど、実は世界で人気のある「オンライン体験」を見て、旅先を選んでみるのはいかがでしょうか?
[目次]
- そもそも、オンライン体験って本当に面白いの?
- 売れているオンライン体験は、実は「3種類」しかない!
- [2021年最新]世界で売れているオンライン体験5選
- [2021年最新]世界で売れている日本発のオンライン体験5選
- オンライン体験をするなら・・
[この記事を書いた人]
能登竜真・・有名芸能プロダクションで15年のキャリアを積み、“暮らしの中に、少しのサプライズ”をテーマにしたコンテンツ企画会社を設立。イベント事業主体だった為、コロナ禍で売上の75%を失う。未経験のオンラインサービスを仕掛けるべく、リサーチを兼ねて半年間で様々なオンライン体験を巡る。「世界初のオンラインマジックバー」を仕掛け30,000PVを達成。
1.オンライン体験って本当に面白いの?
『Zoom』によって整ったオンライン体験の環境
コロナ禍で外出自粛が促され、海外ではロックダウン(都市封鎖)も起こり、リアルに人と会うことが制限されるという事態が起こりました。
そんな社会の課題解決として一気に普及したのが、オンライン会議ツール『Zoom』です。
国土の広い海外では、オンライン会議ツールは様々な企業が活用していましたが、日本ではBtoBのインフラ設備という程度で、一般で利用している人はほとんどいなかったのではないでしょうか?
『Zoom』の普及により、会議ツールとしてではなくコミュニケーションツールとして活用する人たちも増えました。
緊急事態宣言が出され、人々が外出自粛を余儀なくされた事で、それまで普通に「人を集めて行っていた活動」が一切できなくなったからです。
でも代わりに「無料」で利用できるZoomなどの「オンラインコミュニケーションツール」を活用できる環境が整いました。
サービスを受ける環境が整ったのですから、サービス提供者たちは当然そこに参入してきます。
直近の課題として、学校や大学などの「オンライン授業」が海外で実施され、追っかけるように様々な民間事業者による「英会話」や「ヨガ」のオンラインサービスが次々と立ち上がります。
そして、移動を封じられた「観光業界」が「オンライン旅行」というコンテンツをリリースし始め、法人、個人を問わずあらゆるサービス提供者が「オンライン体験」をZoomを通じて提供する様になりました。
果たして、オンライン体験は面白いのか?
一時期流行ったオンライン飲みは、大人数には向かないので今ではやる人は減っています。
そうなると「オンライン体験」もやはり面白くないのでは?という疑問が湧きますよね?
オンライン体験が「面白くない」というのは、一体どういう定義になるのでしょうか?
オンライン体験が「面白くない」=リアル体験ほどの没入感がない(没頭できない)
はありそうです。
でも、オンラインゲームに没頭していて、気づいたら2時間経っていて、親指の付け根が吊りそうだったと言う人はたくさんいます(笑)
結論から言うと、体験値の高さで「オンラインはリアルには勝てません」。
オンラインゲームは面白いよ!という反論がありそうですが、対戦型ゲームなどはリアルにゲーム機を持って集まってオンライン対戦する方が、より盛り上がるのは間違いありません。
触感、匂い、空気感、そして家では聞こえてこない雑音ー。
それらすべてが「臨場感」を構成する要素になるので、オンラインでこれを再現するのは中々難しそうです。
オンラインは「効率化を図るツール」であり、リアルの「代わりになる」わけではないという事です。
それを踏まえた上で、敢えて言わせていただくと、「世界で流行っているオンライン体験は、リアルに面白い」のです。
この後、世界で流行っているオンライン体験をご紹介し、そしてなぜそれらが流行っているのか?を考察していきます。
2.売れているオンライン体験は、実は3種類しかない
「バーチャル体験」という言葉
英語圏では、「オンライン体験」を「Virtual Experience」=バーチャルエクスペリエンスと言います。
virtual(バーチャル)は日本では、「仮想の」と訳されることが多いですが、ニュアンスがちょっと違います。
virtualは「実質上の」という和訳が正しく、Virtual Realityは「実質上の現実」と訳すのです。
Virtual Experienceは「実質上の体験」になるわけで、「リアルな面白さ?あるに決まってるでしょ!」みたいなノリです(笑)
そして、ここはリアル体験でも同じだと思いますが、「面白いもの」もあれば、「つまらないもの」もあります。
当たり前ですよね(笑)すいません。
人気コンテンツに共通する”ある定義”
では、どんなコンテンツがオンライン体験で人気が出るのでしょうか?
「オンラインの必然性を満たしていて、リアルと変わらない体験値がある」
定義としては、これが成り立ちそうです。
「今は感染リスクも避けたいから、本当はリアルがいいけど仕方ないよね。」
といった「あくまでリアルの代わり」に提供していますというコンテンツは、実はあまり購入されていません。
オンラインでの人気コンテンツ運営者から直接聞いたのは、リピートしてくれるお客さんも結構いると言っていました。
その運営者のコンテンツは、一番多い人で4回リピートしたそうです。
「その人の為に、内容をカスタマイズせざるを得なかったよ」
と言っていました(笑)
つまり、「コロナで出かけられないから、一回くらいオンライン体験してみるか」ではなく、「面白そうだから体験してみたら、すごくハマった!」という体験を提供しているコンテンツが人気上位となっているのです。
「リアル体験の代わり」ではなく、「リアルでは生まれなかったはずのコンテンツが、オンラインでリリースしたことで、新しいカテゴリーの体験になっている」が人気コンテンツには共通していると言えそうです。
では、具体的にどんな「ジャンル」の体験が好まれているのでしょうか?
①身に付く、身になるコトは価値がある
1つ目は「スクール(レクチャー)系」です。
英会話を始めとする「他言語習得」や、リモートワークでなまった身体を鍛える「トレーニング」や「ヨガ」、また急速な社会の変化に不安定になりがちな精神を鍛える「マインドフルネス」などが「スクール系」の代表格です。
自分の「知識やスキルになるコト」は、価値が分かりやすいのでお金を払いやすいと言えます。
更に、「趣味を広げる」という観点でも「スクール(レクチャー)系」は需要があります。
代表的なのは「料理教室」です。
コロナ禍で営業が出来なくなった名店のシェフが、ライブ配信で料理を教えてくれるというコンテンツは、これまでになかったカテゴリーと言えます。
また、「ギター」「歌」「ダンス」「囲碁・将棋」など、趣味でのプレイヤーが多いジャンルほど、需要が多い印象があります。
②通常でも中々行けない、遠い異国の地での体験
2つ目は「遠い異国の地」での体験です。
「時間と距離を超えられる」ので、多くの方が「オンライン旅行」を売り出していますが、「日本国内のオンライン旅行」はあまり買われていないというのが、僕の見立てです。
ちょっと我慢して、「コロナが明けたら、リアルに行けそう」な場所の体験に「数千円」のコストはおそらく見合わないのです。
反対に、「ケニアの国立公園から、現地ガイドが野生動物たちを生中継してくれるバーチャルサファリ体験」だと、どうでしょうか?
野生動物の聖地ともいえるアフリカは、一度は行ってみたいと誰もが思いそうです。
でも距離や予算を考えると、手軽に行ける場所ではないですよね?
そんな「大自然のサファリパーク」から現地のガイドさんが生中継してくれるなら、多少言葉が分からなくても、映像だけで楽しめるのが目に浮かびます。
僕は2020年8月から半年ほど「日本全国のマジックバー」を繋ぐ「オンラインマジックモール」のサービスを提供していましたが、「ウクライナでトップの人気マジシャン」のオンラインコンテンツを見つけた時に、正直こっちが観たいと思ってしまいました。
コロナ禍でなくとも「中々行けない異国の地」での体験は、オンラインだと手軽に行けるので需要があると言えます。
更に人気コンテンツは、「オンライン旅行」を謳っていません。
「旅行」は、匂い、喧噪、現地の人とのふれあい、そして言葉が通じないことへのちょっとした緊張感など、五感だけでなく第六感までも刺激される「非常に価値のある体験」なので、それをオンラインで「疑似体験」という時点で、ほとんどの要素がそぎ落とされてしまうのです。
現地の物が送られてきて、それを食べながら「オンライン旅行」というコンテンツが多いですが、個人的には写真や動画でガイドをするスタイルは、いただけないと思っています。
「鳥取砂丘を県知事がスマホで中継しながら、その魅力をガイドします!」とかになると、がぜん価値が変わってきます。
そのエリアの「責任者」が、自らプレゼンするなら手は抜かなそう。
更に生中継であれば、臨場感も味わえる。
というのが、誰でも直感的に分かるからです。
もちろんその分、コンテンツ配信のコストが掛かりますが、世界で人気のあるコンテンツは全て「配信へのコスト」を惜しんでいないという事は、付け加えておきます。
③心の不安が軽くなる!?スピリチュアル系
3つ目は「スピリチュアル系」です。いわゆる「占い」や「心理分析によるコンサル」などです。
コロナ禍の様に、社会情勢が一気に激変すると、人々の心は不安定になりがちです。
そんな時に、スマホでネットサーフィンをしていて、「心に響くことば」を見ると1人で泣いてしまったりすることがあります。
知人の僧侶が言っていましたが、仏教ではこの世は「苦」であると教えるそうです。
「死」に向かう生命体は、すべからくこの世の苦しみから逃れられない。
「苦」の源泉は「欲」にあり、仏教では「欲」から解脱するために修行をするのだそうです。
そんな僧侶が「現世の苦しみをタロットカードで導く」というコンテンツを始めたところ、すぐに受注がありました(笑)
しかしこれは自然なことで、誰もが必ず悩みを持ち、そこから逃れたくても逃れられない苦しみと闘っています。
そういった中で、オンラインで手軽に接触できる「スピリチュアル系」のコンテンツは、リアルだと探すことも難しいので、需要があるのは非常にうなづけます。
3.[2021年最新]世界で売れているオンライン体験5選
人気のあるオンライン体験は、実は「3種類」に絞られるという事は、理解できたと思います。
ここからは、実際に売れているオンライン体験をご紹介します。
まずは「世界編」です。
1. ケニア・ナイロビ国立公園サファリライブツアー
サファリ大国・ケニアの首都にある『ナイロビ国立公園』から、ガイドが生中継でサファリパークを案内してくれるオンラインツアーです。
何と言っても、アフリカのサバンナにいる野生の動物たちを生配信で観られるコトが希少価値です。
「アフリカのサバンナに行ってみたい!」
と思っている人は非常に多いと思いますが、距離や予算を考えると手軽に行ける場所ではないと思います。
そんなアフリカを、オンラインで「自宅から手軽に」体験できるのは価値があると思います。
またお子さまのいらっしゃる方に、動物関連のアトラクションは需要が高いですが、小さなお子様を連れてアフリカ旅行に行くのは、中々のハードルです。
オンライン体験であれば、お子様連れでもゆったり安心して参加できます。
もちろん、ゆくゆくは現地に家族で出向き、匂いや空気も含めて体験したい。
まずは事前の下見を兼ねた、夏休みのアクティビティに「ナイロビ国立公園ツアー」はおすすめです。
⇒『ナイロビ国立公園 オンラインサファリツアー』サイトはこちら
2. インドの有名占い師ラブ氏によるオンライン占星術&手相占い
いつの時代も、鉄板で人気のある占い。
人生に悩みは付き物ですから、自身の過去を当て、未来を予見してくれる占いは究極の課題解決と言えるかもしれません。
しかも「インド占星術・手相」となると、現地まで占いの為に行くという事は中々できませんから、より価値があります。
一見すると、「怪しい」と思ってしまいがちですが、このインド人占い師の『ラブ』さんはこれまでに日本人だけで10,000人、世界中の人たち50,000人を占ってきたという大ベテラン。
その的中率と人気ぶりに、NHKがインドまで取材に来たと言うのだから、説得力は抜群です。
前項でも解説しましたが、オンライン体験において『占い』などのスピリチュアル系は需要が高いです。
それとインドという海外体験がコラボレーションしていますので、レビュー数が多いのはうなづけます。
オンライン体験では、通訳の方が一緒に付いてくれるので、占いの結果を日本語で理解できるのも嬉しいサービスです。
また『占い』に対して何を期待するかは、人それぞれ違うと思います。
・モヤモヤした不安を言い当ててもらう事で、自分でも再認識したい。
・未来に起こることを少しでも教えて欲しい。
・どんなリスクがありそうかを聞いて、回避するための防衛策を教えて欲しい。
などです。
ただ、今回ご紹介した『インド占星術・バーチャル占い』に関しては、「旅行の下見」くらいの感覚で楽しむことをお勧めします
決して占いが当たらないとか、良くないと言っているのではありません。
(※事実、レビューには前向きな感想がすごく多いです!)
インドが好きで現地に何度も行っている人は「インドに行くと、人生の価値観が大きく変わる」と言います。
あくまで僕の私見ですが、仏教やヒンドゥー教による文化背景や、死後ガンジス川に流される風習など、インドには「生と死にまつわる哲学的なパイオニア(開祖)」といった要素があるのでは?と考えています。
なので、このラヴさんもきっと深い洞察に基づいた占いをしてくれるのだと思います。
ですがその占いも、現実の世界にしっかりと向き合う事で生かされます。
あくまで「旅の下見」程度の気持ちで参加することで、現地の雰囲気を感じて楽しめますし、いずれは実際に行ってみることで、本当に深い価値観に根差す体験が出来るかもしれません。
「占いを聞いて、人生を変えたい!」
という考え方だと、期待外れになってしまう事もあるのかなと思うので、「夏休みのアクティビティ」や「旅の下見」というくらいのカジュアルな気持ちの方が、より楽しみやすいのかなと思っています。
⇒『インドの有名占い師ラブ氏によるオンライン占星術&手相占い』サイトはこちら
3. ハリー・ポッターがテーマのロンドン・バーチャルツアー
ヨーロッパは世界中から旅行者が集まる人気の観光地です。
ホストのマークさんは、受賞歴のあるコメディアン!軽快なトークが心地よいですが、本場イギリスのネイティブイングリッシュは、ややハードルが高いことは否めません。
「言葉の壁は、旅先ではよくあること!」
と思ってポジティブに参加できれば、楽しめることは間違いありません。
元々このコンテンツは、コロナ禍になる前には「リアルなロンドン旅行のオプショナルツアー」として絶大な人気でした。
既にリピーターもたくさんついていて、Airbnbのレビューは「2,000件」を超えています。(☆は4.9/5点満点)
そもそも面白さに定評があったコンテンツを、オンラインでも楽しめるように仕上げたのがこのバーチャルツアーなのです。
現地で、ハリーポッターのツアーガイドを8年間やって来たマークさんだからこそ、ここにしかない「オンリーワンの体験」を提供できるのだと、非常に納得します。
ハリーポッターの『小説と映画』それぞれのゆかりの地や、現地にいるからこそ知っている事実を、「プロが撮影した映像」で魅了しながら紹介し、さらに「まるで魔法の様な特殊効果」で「実際にマークさんと一緒に現地にいる様な体験」を提供してくれます!
まだロックダウン(都市封鎖)の続くロンドンですが、夏休みのアクティビティは「ロンドンでのハリーポッターバーチャルツアー」をご家族で楽しむこともお勧めです。
⇒『ハリー・ポッターがテーマのロンドン・バーチャルツアー』サイトはこちら
⇒現地で体験する『ハリーポッターのロンドン散策』サイトはこちら
※現在は休止中です。
4. リビングルームから参加できるスカベンジャーハントゲーム
『スカベンジャーハント』と聞いて、ピンと来た方は「海外での居住経験」があるのかもしれません。
正直、最初は筆者も「一体なにをするゲームなのだろう??」と思っていました。
スカベンジャーハントとは、”がらくた集め”を指します。
参加者は、イベント主催者がその日の為に用意した「ミッションリスト」を配られて、リストにある物を集めてくるゲームです。
集めてくるのは「モノ」だけとは限りません。
「赤い帽子をかぶった男性を連れてくる」
「市長とのアポイントを取ってくる」
など、様々なミッションが課されます。
ミッション達成の為には、その地域一帯を動き回る必要がある為、「町おこし」イベントとして活用される事が多いのも特徴です。
世界中では、膨大な数のスカベンジャーハントのイベントが開催されてますが、1987年以来毎年開催されているシカゴ大学のスカベンジャーハントは、歴史上最も長く続いているスカベンジャーハントの一つとして有名です。
大学の各寮を代表するチームが、リストに載っているアイテムをできるだけ多く集めようと、4日間にもわたって競い合います。
300項目近くあるリストの中には、実現不可能に思える難題も数多くあります。例えば、生きたライオン、トラ、クマをキャンパス内の一箇所に集める事を指示されたり、参加者が割礼を受けるための同意書にサインすることだったり、シカゴ市長との面会を取り付けるなど、ありとあらゆる種類のタスクがチームに課されます。
『リビングルームから参加できるスカベンジャーハント』を主催する「Alley Kat Adventures」は、アメリカのテキサス州オースティンに本拠地を置くイベントデザイン会社で、主に米国とメキシコの30都市でスカベンジャーハントを提供している会社です。
リアルイベントで培った『スカベンジャーハント』のノウハウを、コロナ禍でいち早くオンライン体験としてリリースしました。
リビングルームから参加できるという事は、自分のお家をぐるぐる回って、ミッションリストにあるモノを持ってきたり、デバイスの前で何かしらのアクションをするミッションがあったりと、「自宅とは思えないアクティビティ」を体験できることがポイントです。
お友達や同僚と参加した場合は、もちろん全員に同じミッションが課されますので、ミッション達成までの過程も共有することで、「離れているのにシンクロした体験ができる」という事で、大変人気のあるコンテンツになっています。
今日(2021年6月)の時点で、1,819件のレビューが書かれていますので、どれくらい人気があるかは想像に難くないと思います。
リモート飲みは盛り上がりずらいですが、「オンラインゲーム」は盛り上がりますよね?
こんな形の「アクティブなオンラインゲーム」を、体験してみてはいかがでしょうか?
⇒『リビングルームから参加できるスカベンジャーハントゲーム』サイトはこちら
5. プロのシェフと一緒にメキシコの屋台風タコスをつくろう
世界で人気のオンライン体験5選、最後は『メキシコの屋台風タコスづくり』です。
ホストのガルシアさんは、「Aura Cocina Mexicana」というクッキングスタジオをメキシコで運営しており、現地の料理番組にも出演している人気の料理家です。
日本人で言う所の「栗原はるみ」さんのイメージでしょうか?
このオンライン体験は、一緒にタコスを作っても良いし、お酒を片手に見て参加するだけでもOKとなっています。
現地で料理教室をやっているガルシアさんが、「レシピ」もちゃんと教えてくれるので、後日ご家庭で再現することが出来ます。
現地の物をお取り寄せして食べながらのオンライン体験が多いですが、『メキシコで人気の料理家が、本場のタコスづくりを教えてくれる!』という生配信は、観るだけでも価値がありますし、参加することで「本場のメキシカンと触れ合える」という貴重な体験もできるので、人気があるのはうなづけます。
今日(2021年6月)の時点で、レビュー数は3,110件(☆4.98/5点満点)となっており、合計15,000人以上の人が体験しています。
料理動画も便利ですが、旅行気分で『本場メキシコのタコスづくり』に家族で参加するアクティビティは、他では中々ない貴重な体験が出来るお薦めコンテンツです。
⇒『プロのシェフと一緒に、メキシコの屋台風タコスをつくろう』サイトはこちら
4.[2021年最新]日本発で売れているオンライン体験5選
続いては、「日本発のオンライン体験」をご紹介します。
体験の「希少価値」という意味合いでは、「遠い異国の地」からのサービスには中々及ばないかもしれませんが、日本初の体験によるメリットは、やはり「言語の壁がない」ことだと思います。
人気の体験に「スクール(レクチャー系)」が多い傾向があるのも、「細かい言葉のニュアンスの心配がない」という背景はありそうです。
夏のアクティビティに、ぜひ参考にしてみてください。
1. ママさん向けレッスン【夜活!明日の朝食のパンを焼こう】
まず最初は「親子パン教室 tiffany studio」を運営している、すずきともみさんがホストの「オンラインパン作り教室」です。
「休日は寝坊したいから、翌日のパンとサラダを作って寝ましょう!」を合言葉に、毎週金曜21:00~開催されています。
レッスンの流れは、以下の様になっています。
- 開催1週間前に、レシピがデータで届く。
- 下準備を事前に行い、当日を迎える。
- 当日21時から~レッスンスタート!
- パンをこねる→発酵を待ちつつ(30分)【サラダ・スープ作り】→パンの分割・成形→20分発酵【お話会】→焼成
- オーブンに入れたところでレッスン終了
- 焼きあがりは写真で確認
主催のすずきともみさんもママさんなので、「お子さまを第一優先」してください!と言っています。
一緒に参加することはもちろん、「泣いてしまったら抱っこしてください!パンは何とかなります(笑)」とも謳っています。
レッスンには「見逃し配信」が付いているので、ちゃんと後からチェックできるので安心です。
心おきなく、お子さまと一緒に参加できそうです。
こちらのレッスンでは、パン屋さんのようにキレイなパンを焼くことではなく、我が子が作った世界にひとつだけの美味しいパンを食べてもらうことを目的にしているのだそうです。
『大切なのは子供が達成感を得ることができたか』
キッチン育児を通じて子供の自己肯定感を上げて、自立をサポートすることを目的とした、食育と知育を掛け合わせた『体験教育』と言えるかもしれません。
希望する方には、「将来パン講師になる為のコースも紹介」してくれます。
趣味の延長で副業にも出来たら、更に家族の笑顔が増えそうです。
ちなみにこのコンテンツは、体験プラットフォーム『TABICA』のオンライン体験で、2020年「お料理教室」MVPを受賞しています。
非常に納得の結果だと思います。
夏休みのアクティビティに、お子さまと一緒に参加してみてはいかがでしょうか?
⇒『ママさん向けレッスン【夜活!明日の朝食のパンを焼こう】』サイトはこちら
2. Zoomで朝活~ゆったりストレッチ~
続いては、『ヨガから生まれたゆったりストレッチ』です。
ホストのかれんさんは、嵐、AKB48、ハロプロなどの振り付けを手掛けるキャリア20年のダンスインストラクターです。
プロのアスリートには、医学療法士が付いていることが多いです。
トレーナーもスポーツ医療を学んでいないと、トップレベルのパフォーマンスを引き出すための身体マネジメントは難しいでしょう。
この体験のポイントは、かれんさん自身がダンスインストラクターであり、プロの振付師であることです。
昔、アニメーションダンスのトッププロに、腕や足の間接だけでなく、「指1本の動かし方」までを緻密に意識しているという話を聞かせてもらったことがあります。
つまり、「身体表現のプロ」は「身体のメンテナンスも一流」でないと務まらないという事です。
レビューにも多く書かれている「簡単なのに知らなかった身体の動かし方」や「細かい動きの指導」という感想が、それを物語っています。
腰痛に悩まされていた人が、実は腰ではなく「股関節の可動域が狭くなっている事が原因」だったり、肩こりの原因が「実はクレーンネック(※PC作業等で顔を画面に近づけることで、首の筋肉が伸びてしまう現象)」だったりというのは、僕も経験があります。
「一流のパフォーマーだからこそ、身体表現を突き詰めて、更に身体のメンテナンスも熟知している」
という背景は、非常に信頼性が高いと思います。
レビュー数も463件と多いですが、かれんさんは様々な体験を主催していますので、トータルのレビュー数は700件を超えています。
更に「参加費は¥100~」で、「体験時間も約30分」というのは非常にお手頃です。
中々時間が取れない多忙なビジネスマンでも、朝活30分であれば参加しやすいと思います。
夏休みのラジオ体操の代わりに、お子さまと一緒に参加してみるのも楽しそうですね。
3. 10か所以上の人気スポットをめぐる東京バーチャルツアー
3つ目は『東京バーチャルツアー』です。
コロナ禍にならなければ、「Tokyo2020」で空前の観光バブルとなっていたであろう東京ですが、2021年6月現在でも東京の観光事業は全く戻る気配がないのが現状です。
そんな東京観光で、外国人を中心に5,000人をガイドしてきたJunさん主催のこちらの体験は、100点以上の写真や動画を活用し、これまでに案内した経験に根差したガイドをしてくれます。
「東京観光の下見」としては最高級のコンテンツになっています。
「有名なスポットから、自分では見つけるのが難しい穴場までをご案内」と謳っています。
『東京の交通機関』や『秋葉原』など、初めての人は右往左往してしまいがちのスポットも、しっかりガイドしてくれるので、まさにバーチャルツアー(実質上のツアー)と言えます。
Junさんは元々、30か国を股にかける「国際的なコンサルタント」だったそうです。
様々な外国人の目線から見た東京を見聞きしてきた事が、サービス内容に生かされていると感じます。
基本的には英語によるガイドですが、もちろん日本人の参加もOK!
東京に行ってみたかった人にとっては、これ以上ないガイドになる事は間違いありません。
夏休みの旅行前に、事前アクティビティとして参加するのもお薦めです。
⇒『10か所以上の人気スポットをめぐる東京バーチャルツアー』サイトはこちら
4. 日本の僧侶との瞑想
4つ目は『日本の僧侶との瞑想体験』です。
ホストは僧侶歴20年のキャリアを持ち、大阪「四天王寺」で12年間「禅」を教えてきたKuniatsuさんです。
心身ともに整えることができる「瞑想」は、全ての人種に共通する悩みを解決できると考え、関西で6年間『リアルでの瞑想体験』を主催し、これまでに8,000人のゲストに瞑想を教えてきたそうです。
仏に20年間仕えてきた背景を持つ「本物の僧侶」に、僧侶たちが俗世の苦悩と向き合う為に長年培ってきた「瞑想のメソッド」を教えてもらえるというのは、同じ日本人でも非常に興味深い体験だと思います。
日本文化に興味があり、訪れて神社・仏閣を巡ってみたいと思っている外国人にとっては、これ以上ない「下見体験」になります。
写真や動画はネット検索でいくらでも見られますが、「神聖なる体験」は提供者がいないと触れることは出来ないからです。
コース時間は60分で、最初の20分間はKuniatsuさんが唱えるマントラを聞きながら、深い瞑想に入っていきます。次に10分間の呼吸瞑想を行い、その後、瞑想についての質疑応答に入ります。
また、ろうそくや鏡を使った瞑想、気功、写経、禅に必要な瞑想なども教えてもらえます。
『瞑想』は心を落ち着け、自分自身と向き合うメソッドです。
20年にも渡って修行を積み、更に8,000人ものゲストにメソッドを提供してきたKuniatsuさんから教わることで、自身でも「瞑想」を行えるようになれたら、心身のコントロールという課題解決に繋がりそうです。
コロナ禍は急な環境や状況の変化が起きやり、様々な制限をされることで「イライラ」したり、「気持ちがとげとげしく」なってしまう事もあると思います。
そんな時に、例えばご夫婦で瞑想に参加して、一緒に「心を整える」ことで新しいコミュニケーションのきっかけが作れるかもしれません。
また日本文化に興味のある海外のお友達を誘って、一緒に参加するのも良さそうです。
20年のキャリアと、8,000人のゲストに教えてきた僧侶による「瞑想」は貴重な体験です。
しばらく会えそうにない海外のご友人と、共通のアクティビティに参加して、終了後に別でzoomを繋いで感想を伝え合ったら、素敵な「体験の共有」ができそうです。
ちなみに僕のリサーチでは、「日本発のオンライン体験」の中で世界で最もレビュー数が多いのも、こちらの「瞑想体験」です。レビュー数は、何と1,502件(2021年6月時点)!
コロナが明けたら、オンラインとリアルのハイブリッド型で、より多くの方の「心を整える」コンテンツになっていくのだろうなと想像します。
日本の文化や伝統を重んじるこちらの「瞑想体験」を、ぜひ一度体験してみてください。
5. ファミリーマジックショー&マジックレッスン
世界で人気の日本発オンライン体験5選、最後は『デビット・ジョンによるファミリーマジックショー&マジックレッスン』です。
こちらは「東京発」の体験なのですが、特筆すべきはホストのデビットさんが「インドネシア人」という事です。
筆者も、「日本全国のマジックバーをオンラインで繋ぐマジックモール」サービスの提供をしていました。
その時に、いわゆる「競合リサーチ」をしていて、このコンテンツと出会いました。
「日本人のマジシャンによるオンラインサービス」は、その時点(2021年2月)でかなりの数がリリースされていましたが、「数10件」売れていれば良い方というのが現状でした。
そんな状況の中で、レビュー数が700件(当時)を超えている(実際の購入数は、2,000件以上)というのは驚愕でした。
俄然興味を持ち、早速購入して体験してみると、zoomによる参加者はロンドン、ニューヨーク、ロサンゼルス、バンクーバーと、まさに世界中の都市から集まって来ていました。
自身のオンラインサービスでも、「空間と距離を飛び越えて、世界中の人たちが集えるバーチャルバー」を謳っていましたが、海外の人たちの参加は皆無でした。
ですが、このコンテンツはまさにそれを体現していたのです。
20代のご夫婦、40代の親御さんとお子さま、小学生の兄弟2名と、参加している年齢層も様々。
お子さまも参加しているので、非常に平易な分かりやすい英語でショーが進んでいきます。
マジックは、そもそもオンラインとの相性も抜群だと思っていました。
・視覚だけでも楽しむことが出来る。
・画面を通しても、不思議な現象のインパクトは大きい。
・簡単なマジックであれば、10分程で教わることもできる。
実際に国内で行われているマジックセミナーでも、人気があるのは「海外マジシャン」のレクチャーです。
マジックの本場である欧米には、多くのマジッククリエイター(※マジックをつくる人。商品として数多くのマジックが販売されているが、ヒット作のほとんどは海外のマジシャンによるもの)がおり、その人たちのレクチャーを聞けるのは、プロマジシャンや愛好家には非常に価値が高いのです。
『webマーケティングのレクチャーを、米国Google本社の戦略部長から教われる』
というセミナーがあったら、参加したい人は多いと思いますが、それと同じ価値基準です。
話を戻して、この体験の特筆すべきところは主催者のデビットさんが、「日本在住20年」であり、元々日本の観光ツアーガイドを外国人向けに行っていた背景もある事から、「日本語、英語が共に流暢に話せる」という事です。
僕が参加した際も、基本英語で進みますが、僕が少し手を留めて迷っていると日本語で「大丈夫ですか?何でも聞いてください。」と話しかけて来てくれるのです。
zoomを通じて海外の人たちと同じ不思議な体験をし、言語の壁も気にせずにマジックレクチャーも受けることが出来るというコンテンツは、中々の希少価値です。
前述したように、元々観光ガイドをやっていたデビットさんのバーチャルショーはサービス精神にあふれています。
マジックに集中するあまり、口数が減ってしまうマジシャンも多い中で、とにかく「インタラクティブなコミュニケーション」を提供し続けてくれます。
大人数では盛り上がりずらいオンラインパーティーでも、幹事が上手く乗せて、盛り上げてくれると体験価値が上がりますが、まさにその「おもてなし精神」に溢れた体験になっています。
デビットさんのバーチャルマジックショーを、海外の有名企業が「オンラインでのコミュニケーションを学ぶセミナー」としても取り入れているのですが、非常にうなづけます。
オンラインでも、これだけインタラクティブなコミュニケーションが出来るんだ!というのを、彼は体現しているからです。
デビットさんのバーチャルショーについては、別記事でも詳しく書いていますので、良かったらご覧ください。
https://route13.tokyo/casting_virtualmagic/
Airbnbオンライン体験マジック部門世界2位のベストセラー! │世界中の企業から注文が殺到!デビット・ジョンのバーチャルマジックショー
5.オンライン体験をするなら・・
いかがでしたでしょうか?
実際にオンライン体験を提供している事業者目線、そして実際に購入・体験したユーザー目線の双方から『オンライン体験』について考察してみました。
「リアルより面白くない代替え品に、お金払いたくないよね」
という考えは、少なからず変わったのではないでしょうか?
最後に『オンライン体験』を選ぶ際の、ポイントを上げておきます。
誰と、何名で参加するのか?
お友達同士なのか?ご家族か?会社のチームビルディングか?
そして、参加者にお子様はいるのか?
によって、選ぶコンテンツの方向性は大きく変わります。
この記事で挙げたものは、基本的に「全て人気があり、体験への定評がある」体験を集めていますが、お子さま連れで『僧侶との瞑想』は、もしかするとお子さまは飽きてしまうかもしれません(笑)
また大人数に対応しているかどうか?も事前に聞いてみると良いでしょう。
「会社のチームビルディングで、50名で参加したい!」
などとリクエストすると、「グループについては、別途スケジュールを出してくれる」事もあるからです。
ちなみに、最後にご紹介した『デビットさんのバーチャルマジックショー』は、100名以上の企業案件にも多数対応していますので、安心です。
予算はどれくらいか?
企業での福利厚生、またプライベートでのパーティーでも予算は必ずあると思います。
オンライン体験の価格は、基本的に『1人あたり¥●●●』という設定になっています。
これは『1名あたり』であって、『1デバイスあたり』ではありません。
ノートPCやタブレットの前に、「複数人」で集っているのに「1名分しか購入していない」というのは、基本的にルール違反になる体験がほとんどです。
割安になる「グループ貸切プラン」を出している体験も多いので、ぜひサイトを調べてみてください。
貸切にしたいか?相席でもOKか?
前述もしましたが、「グループ貸切プラン」で予約しない限り、フリープランで複数人で予約しても貸切に出来るわけではありません。
知らない人も一緒だと、ちょっと気後れしてしまうかも‥という人は、貸切プランがあるか調べることをオススメします。
ちなみに貸切プランは、『●●名まで、¥●●●』と表記されていることが多いです。
例えば、「1人あたり¥2,000」で、貸切だと「10名まで¥18,000」などです。
グループ貸切は割引になっていることが多いのでお得に感じますが、仮に8名しか集まらずに参加したとしても、セット料金なので¥18,000から値段は変わりません!
ここを勘違いして、「返金」の要求をしたりすると画面の向こうで主催者が「渋い顔」になりますのでご注意ください!
個人で予算を決めて、いくつか体験してみるのもおススメ
友人へのギフトや、家族でのアクティビティに選ぶなら、事前に予算を決めて「いくつかを1人で体験してみる」コトをおススメします。
誰かを誘う以上は、その人たちの時間とお金を使わせることになるので、少なくとも自分は体験してみて満足したという裏付けがあると、おススメするときに説得力があるからです。
また、『外国人が提供する体験に、言語の壁を感じながらも他の外国人に混ざって1人で参加する体験』そのものが、非常に貴重です。
海外への1人旅は、自分を成長させた気分になりますよね?
まさに「1人旅のバーチャル体験」です。
zoom内で一緒になり、盛り上がった後にfacebookで繋がって、実際に現地に行ったときにリアルで再会するー。
こんな出会いが体験出来たら、自分の人生が更に充実するのは想像に難くありません。
そして、『コロナ禍でオンライン体験が出てきたからこそ、味わえた出会い』と思えば、今の状況にも感謝心が芽生えます。
ぜひ素敵なバーチャル体験を楽しんでみてください!
⇒筆者が世界一おススメする『デビッド・ジョンのバーチャルマジックショー』はこちら